業界の酔生夢死な虫のような皆様へ。
英国のプログラマーがマイクロソフト社の電子ブックソフト「マイクロソフト・リーダー」の不正コピー防止技術を解除できるツールをウェブサイトで公開した(ミラー)。プログラマーは古いPDAで電子ブックを読む手段が欲しかっただけと語った。マイクロソフト社では措置を検討していると話している。
DeCSSの作者に対し,ノルウェーの裁判所は無罪の評決を出した(WIRED NEWSの記事)。テメエで買ったDVDビデオをテメエで観るために手段を講じるのは当然合法だ,とのこと。テメエでちゃんと買った音楽CDでも,DVDビデオでも,電子ブックでも同じ。それを違法だと思わせ,その意識を植え付けようと音楽・映画業界の皆さんは必死のようだが,まぁご苦労なことだ。でも世の中には無条件でその意識を植え付けられてしまう人も多いので,わかっている人はちゃんと過剰なほどの対策を取ってよい。
雑誌を買ってきて開いたら,「この先のページを読むには本屋に行って別途料金を払ってください」と書いてあったり,「この先のページを読むにはあなたの頭の上に落ちてくるタライを頭で受けて痛みを味わってください」とか書かれているとしたら笑えるだろう。だが,現在行われていることはそれと同じだ。なので,コピープロテクトCDを売ってらっしゃる音楽業界にしても(そんな恥ずかしいことをしているのは日本だけだがな),どんなに殺戮を繰り返しイリーガルな行為を称賛する映画にも「このビデオグラムを著作権者,頒布権者の許諾なく上映,放映,複製,改変など…」と取って付けたゴタクを並べている映像業界も無視してよし。
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